このソファーのイタリアンモダンの雰囲気を感じさせるポイントは3点。まず1つ目は、“低さ”。低さを強調させるためにアームも低めに作られています。アームの厚みを薄くするとすっきりはしますが、より上質さを与えるために適度な厚みを確保しています。2つ目は、脚をブラックスチールですっきりと細くデザインし、大きめなソファーのサイズに対し繊細な印象を与えています。そして3つ目は、背もたれのクッションが独立して見えるように、背もたれのサイズよりやや小さくつくられています。
シートはポケットコイルが内蔵され、フェザーで包んでおり、抜群の座り心地です。付属のクッションにも大小すべてに羽毛が入っています。簡単に移動できるオットマンはソファーにつなげて足を伸ばしたり、プラス１のスツールとしても使えます。

半円状のブックケースを2つシンメトリーに並べています。半円状のシルエットと幾何学模様のようなデザインのシェルフは個性的ではありますが、シンプルなソファーのあるリビングのよいアクセントになっています。背板がないので、壁付けして置くだけでなく、間仕切りとして置くこともでき、居室をゆるやかに仕切ります。

ソファの中心とラグの中心がほぼ同じになるように配置されていて、中心から左右へ展開されるシンメトリーの模様が、お部屋の広さを演出します。ラグの模様をなぞるように、インテリアも壁のアートやソファを中心にスタンドライトとブックケースが置かれ、まとまりが生まれています。
幾何学模様に織り込まれ、規則正しいデザインに左右についたフリンジが遊び心をプラスしています。