梅雨らしくムシムシして湿った天気が続いています。
夜も暑くて寝苦しく感じる日もありました。
思わずエアコンつけて寝ようかと思ったのですが、
省エネとか地球温暖化とかいう言葉がつい気になってしまい
静かな下北沢の夜にエアコンの音を響かせるのをためらってしまいました。
夏が思いやられます。
今週末、雨は降らないものの晴れたり曇ったりの天気になりそうです。
今週の商品紹介は布張りのソファです。
3592ソファ 2人掛け グリーン
¥24,800
W132×D82×H83(43)cm
Made in China
※部分組立
◇左からブラウン、ダークブラウン、グレイです。

デザインはシンプルそのもので全くくせがありません。
値段は24,800円と少々高め・・・?
(と書かざるをえないところが最近の苦しいところなのですが)
でも毎度のプチプラソファよりは大きくて安定感があります。
少し優等生的な要素があるので
モダンでもシンプルでも何でも合わせることができます。
カラーは4色あります。
無難な色はブラウン、ダークブラウンなのですが
グレィも結構いい感じかもしれません。
四角いデザインなのでシルエットが強調されるからです。
シンプルでクセのないデザインがお好きな方におすすめです。
以前15,800円のソファでポケットコイル内蔵とご紹介したところ、
上司からも「ありえない」とか
「どうやってごまかしているのか」とか
「だまされてんじゃないの」とかさんざん言われたので
このソファの名誉回復のためにもと思い
工場の製造過程を写真に撮らせました。
これは、8045Bですが8047Bも同じです。
それでは始めましょう。
A.

まずはAです。
これは木製のフレームですがデザインがシンプルであるため
構造的には高級ソファと大きな差はありません。
むしろアームの脇の部分にしっかりとMDFを使っているので
強度が増し剛性感がでます。
手抜きをするならここにダンボールのようなハードボードを
張るメーカーもあります。
ヨーロッパの量産メーカーは結構その方法でコストダウンをしています。
さて、背もたれ部分ですがしっかりウェービングテープが施されているため
背もたれに体重をかけた時も受け止めてくれます。
シートの部分ですが、背もたれより太くて強力な
ウェービングテープを使用しています。
このぐらいのサイズならSバネを使わなくてもこれで問題ありません。
むしろ使わない方がやわらかくなります。
この写真の状態ですが実際アームの部分は後で取り付けるので
作業工程上存在しません。
ソファをスケルトンでわかりやすくするために撮ったものです。
B.

さて、待ちに待った証拠の写真です。
シート部分にまず一層目のウレタンシートを張ります(白)。
その上に真中を長方形にくり抜いた厚めのシートを張ります(マーブル模様)。
そのくり抜いた部分にポケットコイルの入ったシートを挿入します。
まるで蜂の巣のように丸く沢山見えるひとつひとつがコイルスプリングです。
ポケットコイルとは、
スプリングをある程度伸びきった状態から圧縮させるため
ポケットのような布袋に詰め込んでしまうバネのことを言います。
このひとつひとつを配列させて面を作っていきます。
ひとつひとつがそれぞれ圧縮されているため
面での圧力(人間)を点で支えることになるわけです。
このため面(圧縮される側)が大きいベッドによく使われています。
面の小さいソファではお尻でしか感じられないため
差が出にくいと言われています。
ただ実際座ってみて(僕は8047Bでした)お尻を左右に体重移動させると
コイルのひとつひとつが感じられました。
ソファのシートをよく見るとこの部分が盛り上がっていることがわかります。
C.

ポケットコイルをセットしたあとに
さらにまたウレタンシートをはります。
D.

背もたれ部分に先程のシートに使ったものと(マーブル模様)同じ
ウレタンシートをはります。
E.

背もたれにもCと同じウレタンをつかいます。
F.

左右のアームのパーツに先程のピンクのウレタンシートをはった後に、
腕などがあたる上の部分にやや強度の高いウレタンシートをはります。
G.

アーム部分のウレタン装着が済むとウレタンのずれや
後で布やレザーシートを張りやすくするために薄いウレタンシートで整えます。
H.

Gと同じ工程をボディにも施します。
I.

アームをボディに取り付けます。
J.

後ろから見るとこんな感じです。
以上で本体の組立て作業が終了します。
この後ファブリックやPVCレザーをかぶせます。
これ全て一本一本手作りです。
機械作業ではできません。
それで15,800円です。
プチプライスでも手抜き一切なしです。
上司や店舗のスタッフに「ポケットコイルは入っていない」と言われ
実物を確かめに行くとシートが盛り上がっていて座った感触も違っていました。
そもそも「ポケットコイルがなにか」を知らなかったようです。
それでも僕自身この製作過程には驚いています。
プチプラでも手抜きなしの真向勝負でなければ物は売れません。
ある意味大変な時代になってしまいました。