今週は、11月とは思えないような暖かな日が続いています。
普通雨がふるとこの季節は寒くなるのですが、
雨が降っても暖かく少し調子がくるいます。
週末、土曜はくもりや雨になりそうですが、日曜は回復するそうです。
今週の商品は、僕が
「中国出張3」でご紹介させていただいたソファです。
デザインは全体的に丸くコロっとした感じです。
18037ソファ グリーン
¥27,800
W132×D76×H72(42)cm
Made in China
※部分組立
◇他色ブラウン、グレィがあります。
背もたれとアームを一体化することにより「包まれ感」があります。
<ブラウン>
なおクッションはもれなく付いていて、
色はグレィ、ブラウン、グリーンの3色になります。
布地のクオリティは高く微妙なスモーキートーンで、
加えてデザインのシンプルすぎないところが
カフェインテリアにはピッタリといえます。
価格は27,800円とNOCEならではのものです。
価格とデザイン、クオリティのバランスがよく
ある意味バイヤー泣かせなソファです。
なぜなら、その次を求められるからです。
レトロの象徴のような下北沢の喫茶店が再開発の進む大きなビルに
飲み込まれようとしています。
コアな街には必ずあったJAZZ喫茶のひとつです。
何故か今でも学生やカップルが多く、
女性同士のお客様もめずらしくありません。
行き過ぎてしまった時代、なぜか落ち着くのです。
1953年、今は亡きマサコさんが始めたのが店名の由来だそうですが、
この9月24日をもって立ち退きのため閉店してしまいました。
僕は最近行かなくなってしまったのですが、
上司の目を盗んでよく「息抜き」に行ってました。
そこで偶然行きつけのイタリアンバーの見習シェフとバッタリあって
お互い「さぼり」の身、口に指でチャックするサインを
送った事を覚えています。
僕にとって最後のマサコの日、
下北沢の再開発の工事はいつもと変わらず続いていました。
柵の向こうには、クレーンが無機的にありました。

この歩道橋を降りていくと
すぐに「マサコ」があります。
1953年からあるこの建物のとなりにあった映画館が焼け、
その跡1971年に出来た当時、時代の潮流だったスーパーも
次のビルのために壊され、時間が流れていきます。
その空地の隣りに名残を惜しんでいるようにたたずむ空は、
いつもと変わらなく見えました。

入り口には閉店の張り紙がありました。
中に入るといつもと変わらず暖かい電気と不揃いなチェアがありました。
大きな本棚には大量のマンガと雑誌があります。
僕は「スイングジャーナル」を読んでいました。
大きなスピーカーから、4ビートが鳴っています。
コルトレーン、チャーリーパーカー、モンク、オスカーピーターソン、
若きジャコのウエザーから、僕のわからない古いシャンソンのようなもの
まで多くを聴かせていただきました。
最後のコーヒーが来ました。
ここにいるとタイムスリップをしたように時間が止まっていきます。
現実を忘れたくなったり、仕事に行き詰まったりすると
いつもここに来ていました。(上司には研究と言っていました)
ビル・エヴァンスのWaltz For Debbyを始めて聞いて
感動したのもここでした。
最後のコーヒーを飲み干し
カップアンドソーサーに見送ってもらい

もう見ることもない風景は、
手書きのメニューや
壁や天井に無数に貼られたポスター
コイン式の公衆電話
2度と更新されない新入荷のレコード、

そして肖像画の中の在りし日のマサコさんの笑顔とともに

時間の彼方に行ってしまうのでしょうか。
外に出ると
いつもの通り、下北沢の路地がありました。

マサコの上にはマサコが生まれる前から変わらない空がありました。